成恵の世界スペシャルその1 四号ちゃんをさがせ!

■ 収 録 ■

 第1話 恋と平和の魔砲少女/第2話 魔砲の力/第3話 スチールハート

■ 出 演 者■
 成恵:能登麻美子/和人:阪口大助/はじめ:渡辺明乃/丸尾:福山 潤
 テイルメッサー、ベルゲ:西村知道/きりり、池畑 他:前田ゆきえ
 真名花:西村ちなみ/ケイ:田村ゆかり/四号:川上とも子/三号:手塚ちはる
 六号:斎賀みつき/ボルジーク:竹口安芸子/パンタ−:浅野まゆみ
 真名花の父 他:千葉一伸/ケイの母親 他:山口由里子/先生 他:宮下富三子
 女生徒 他:木下ぐみ/アナウンス 他:蓮池龍三
■ 録 音 ス タ ジ オ■
 APUスタジオ

普通、収録時間は長くても4時間程度なのですが、この回はなんと5時間もかかりました。
座って見ているだけの私でも疲労気味(^^;)

最初にスタジオに入った時からもうトリブラの収録の時と空気が全然違っていました。
一言で表現するならば「華やか」。 トリブラはベテランの男性役者さんばかりで、良い意味
でシーンと静かでしたが、成恵は女性役者さんが多いのでワイワイザワザワといった感じで。

ブースの中では数少ない男性役者さんの阪口さん(和人)と福山さん(丸尾)が仲良く(!?)
隣同士に座ってなにやらお話していて、良く聞いてみると「こにちゅー!」などと拳を振り
上げて”きりりちゃん”の台詞(むしろきりりちゃんファンの台詞?)を叫んでおりました。
収録前からテンション高いです(笑)
一方、成恵役の能登さんとはじめ役の渡辺さんは挨拶がてら「きゃ〜v」などと抱擁しあって
いたり、役柄同様とても仲がよろしくて、こちらも良いテンションでした。


そんなこんなで始まった収録は、さすがに皆様役柄を掴んでらっしゃって、とてもスムーズに
和気あいあいと進みました。(それでも5時間…)

(1話ー1)ではファンの方は気付いておられるかもしれませんが、「あおーん!」と能登さん
がイヌの遠吠えもしています。個人的にそこが好きです。(成恵も当然好きです/笑)
「ちょっと 遠吠えてみて」 といわれて「あおーん」と遠吠えてみせた能登さんにスタッフも
「そうそう、良いね!」の言葉をかけていました。

(1話ー2)では珍しく能登さんのNGが出ました。NGといっても微笑ましいNGというか天然
というか(笑)
「これが四号ちゃんの普段の姿なの?」と言うところを「これが普段のなの?」と言って
しまい、言った直後、即座に周りの皆様から「家って!(爆笑)」とのナイスつっこみが。
つっこまれた能登さんも「なんでなんて出て来たんだろう?(笑)」と自分でツボにハマって
おられて、非常に微笑ましい光景でした(笑)

そして、ここから先はしばらく「四号ちゃん」のストーリーへ入るので「成恵」の役者の皆様
は出番少なめ。

「四号ちゃん」本編の最初のシーン、真名花をいびる(?)池畑部長が光っておりました(笑)
声をやっておられたのが前田ゆきえさん。この日は”きりりちゃん”もやっておられたのですが
(詳しくは後で)
イヤ〜な女を見事に演じてらしてカナリしびれました。
個人的に池畑部長にはもっと炸裂してほしかったなぁ、なんて思います(笑)
続くシーンでの「四号」を演じられた川上とも子さんは「軍人っぽい感じで!」の注文に
「え。軍人ってどんな?」ときょろきょろしつつも素敵に演じられておりました。
カドカワ・サウンドシネマでは他に「トラブルシューター・シェリフスターズSS」のメニィと
いう可愛らしい女の子(?)を演じておられるのですが、それとは180度違った声で「色んな声
が出せるんだな〜」と素人丸出しで感動してました(^^;)出番が少なかったのが残念です。

肝心の「四号ちゃん」の出番が来ると、四号ちゃんが「えい!」「やぁー!」と叫ぶ度に一部
スタッフが萌え萌え状態で、「いいなぁーー、四号ちゃん(笑)」としきりに頷いてました。
さすが西村ちなみさんです。ツボつきすぎです(笑)
でも私は、正直、「こんなキャラだったのかっっ!?」と驚きを隠せませんでした(笑)
もっと普通のキャラだと思っていたのに…。
(あの決め台詞の時点で普通のキャラな訳ありませんでしたね…)


ケイは本番前のテストでは高めの方の声だったのですが、真名花と差をつける為に少しクール
な声になりました。私が良く知っている田村ゆかりさんの演じるキャラは底抜けに明るい感じ
の役が多いのでその対比も面白かったです。

途中、校内でのガヤを録る場面では「次、ガヤくださーい」のスタッフの声に「よっしゃ」と
立ち上がった阪口さんと福山さんが「あ、女子校なんで男性なしで」と言われ、すごすご(?)
席に戻るなんて事もあり、周りの大勢の女性役者さんから笑いが漏れていました。

(2話)でのボルジークのアジトでのボルジークとベルゲの会話では、最初テストではベルゲ役
の西村知道さんが面白おかしく(?)弾けていて、ボルジーク役の竹口安芸子さんもつられて(?)
何やらひょうきんな敵になってしまったのですが、「西村さん、すみません、ちょっと面白すぎ
です(笑)」のダメ出しが出てしまい、結局かなり普通のトーンの悪役
会話になりました。
でもホントはテストの方が面白かったんです。 お聞かせ出来ず残念(笑)

そして、そこから先は四号ちゃん、シャーマンちゃん始め、三号、六号とお姉さん役者さんが
大暴れで。
六号役の斎賀みつきさんは「軍人なんだけどセクシーなお姉さんな感じでよろしく」の指事も
見事にこなし、最高にカッコ良くてクールでセクシーな六号になりました。

(3話)では”四号ちゃん”の出番も終わり、”成恵”の皆様が久々(?)に登場。
ここでは丸尾役の福山さんが弾けていました。この作品で一番アドリブをかまし甲斐のある役
が丸尾だと思うのですが、福山さんは結構アドリブかましてます。
(でも結構ダメだしをくらっていたり…)
丸尾のアドリブにも即座にアドリブでつっこむ和人はさすがシリーズ2回目だけあって息も
ぴったりで、まさしく親友っ!という感じがしました。
そして、丸尾&オタクの一人二役のひとり芝居。素敵でした。でも、オタク声っていうと、
殆どデブキャラ声になってしまうのは何故でしょう(汗)

さて、そしてこの話で注目するべきは”きりりちゃん”(笑)
シナリオに「嬉っちゅー!」と書いてあるのを、きりり役の前田さんが「うれしっちゅーです
かねぇ?」と問うと他の役者さん達の間でも「うれっちゅー!でしょ」だの「うれしっちゅー!
だよ」などの意見が出つつ、結局「うれっちゅー!」になりました。
もう、このきりりちゃんの呼びかけに答える観客の録りがある意味怖かったです。
全員で声を野太くして「きりりちゅわぁぁーーんっ!」って(笑)
皆様、心底楽しそうでした。

最後、テイルメッサーが「あなたの胸に直撃よ」と呟くシーンでは西村知道さんに能登さん、
渡辺さんが声を揃えて「”あ〜なたの胸にぃ〜直撃よっ”ですよー」と言い回しを伝授(!?)
しておりました(笑)
でも結局、テイルメッサーということで普通の大人しい言い回しに落ちつきました。
せっかく西村さんなのにちょっと残念な感じでした(笑)

本編の収録が終わった後は”スチールハート”のオーディエンスの録音が行われました。
オーディエンスとは、、スチールハートの曲に合わせて手拍子したり「スチールハート!!」
とか「四号ちゃぁぁーーん!」とかって叫んだりしてるアレです。(ドラマ参照)
残念ながらこれの収録の頃には他の仕事との都合で1番弾けてくれそうな福山さんや西村知道
さんなどの男性役者さんが上がってしまっていて、男性の声も足りなくなっていたので急遽
男性スタッフが参加をすることになりました。
中でも脚本のとまとさんと某スタッフがノリノリで参加。
特にとまとさんは手拍子の指導や「せーの!」の掛け声の指導でも燃えていました。
(某スタッフはノドが痛くなる程頑張って叫んだとか)
全員で「四号ちゃーーん」と叫ぶ前の「せーの!」の掛け声をかけるオタク隊長をやられた
千葉さんは収録後しばらく「隊長!」と呼ばれるくらいで、皆様ホントにすっかりノってしま
っていました(笑)
田村ゆかりさんが「楽しーー楽しーーvv」と飛び跳ねて喜んでいたのが印象的でした(笑)
ブースの中の世界は端から見ると一種異様でしたが、実に楽しそうでした。ホントに。
「はい、OKでーす!お疲れ様でした!」の声がかかるとオタクオーディエンスのテンションの
まま収録終了。

5時間の長い闘いが終わりました(笑)


録音ブースの奥で収録後に撮影。
本当はもっと役者さんおられたのですが、途中で上がってしまった役者さんもおられるので
最終的にはこの人数でした。

(管理人R)